【2月21日 AFP】欧州歴訪の最後にフランスを訪れた中国の王毅(Wang Yi)外相は20日、パリでエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領と会談し、中国はフランスの「独立した」外交政策を高く評価しているとの考えを示した。

 中国外務省の発言要旨によると、王氏は、両国は「多極化世界で重要な勢力」となっていると主張。

「われわれは戦略的な協力関係と連携を強化し、世界の平和と安定の促進に貢献すべきだ」「中国側は、フランスが独立した外交政策を堅持していることを高く評価している」と述べた。

 両国は近年、関係の強化を図っている。昨年11月に北京を訪問した当時の仏外相は、両国が「主要な課題への答えを見つけるため努力する」必要性を訴えた。

 マクロン氏も昨年4月に訪中。南部の大学を訪れた際には、大勢の学生やファンからロックスター並みの歓迎を受けた。

 一方で、中国に迎合していると非難された。特に台湾有事について、欧州は米中いずれにも追随すべきではないと発言し、物議を醸した。(c)AFP