【2月21日 AFP】テニス、ドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2024)は20日、女子シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)は6-4、6-4でスローン・スティーブンズ(Sloane Stephens、米国)との激戦を制して勝ち上がった。一方で第2シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)は敗退となった。

 前週のカタール・オープン(Qatar TotalEnergies Open 2024)で大会3連覇を達成したシフィオンテクは、全米オープン(US Open Tennis Championships)優勝経験者のスティーブンズに苦しめられたが、両選手合わせて8回のサービスブレークと23本のブレークポイントがあった試合に競り勝った。3回戦はこの大会を2回優勝しているエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)と顔を合わせる。

 一方、大会連覇を果たした全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2024)以来の実戦となったサバレンカは、7-6(7-5)、3-6、0-6でドナ・ヴェキッチ(Donna Vekic、クロアチア)に敗れた。

 第1セットを先取したサバレンカは、第2セットもゲームカウント2-0とリードしたが、最後は9ゲームを連取されて敗れた。試合後には、「ここのコンディションは自分にはまったく合わない。ドバイでの試合は本当に難しい。コートがやっかいで、私にとっては速すぎる。リズムが全然つかめない」と自身に向かないコンディションを敗因に挙げた。

 対して、サバレンカとの通算成績を6勝2敗としたヴェキッチは、試合を通じて積極性を保った。次は自身初のWTA 1000ベスト8入りを目指し、強打のソラナ・シルステア(Sorana Cirstea、ルーマニア)と対戦する。

 第4シードのエレナ・ルバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)は、4-6、6-2の時点で対戦相手のビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka)が負傷棄権したため、3回戦に進出した。

 日比野菜緒(Nao Hibino)は7-5、2-6、2-6で第6シードの鄭欽文(Zheng Qinwen、中国)に逆転負け。全豪オープン準優勝の鄭は、第1セットを落とした後にメディカルチェックを受けて治療を要したが、そこから巻き返して勝利した。(c)AFP/Reem ABULLEIL