【2月20日 AFP】スーパーラグビー・パシフィック(Super Rugby Pacific)に参戦するニュージーランドのクルセイダーズ(Crusaders)は20日、オールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)でトライを量産しているウィル・ジョーダン(Will Jordan)が、肩の手術で約半年戦線離脱すると発表した。

 昨年のW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)でトライ王となった25歳のジョーダンは、以前から抱えていた負傷の手術が必要となり、今週開幕するスーパーラグビー・パシフィックの新シーズンを全休することになる。

 チームによるとジョーダンの復帰は「約6か月」後となっており、WTBやFBでプレーできる同選手はオールブラックスがイングランドやフィジーと対戦する7月のテストマッチを欠場するとみられる。また、8月から9月にかけて行われる南半球4か国対抗戦、ザ・ラグビーチャンピオンシップ(The Rugby Championship)への参加も危ぶまれる。

 ジョーダンはニュージーランド代表として31試合に出場し、通算31トライを挙げている。フランスW杯では準決勝のアルゼンチン戦でハットトリックを記録するなど、8トライを決めた。

 クルセイダーズではすでにリー・ハーフペニー(Leigh Halfpenny)が大胸筋断裂で最長4か月の戦線離脱となっており、主力選手としては2人目のけが人となっている。

 またクルセイダーズは、2017年の就任からチームを7連覇に導いてきたスコット・ロバートソン(Scott Robertson)ヘッドコーチ(HC)が昨季限りで退任してオールブラックスの指揮官に就任しており、ロブ・ペニー(Rob Penney)新HCが今季から指揮を執る。8連覇を目指すクルセイダーズは、23日に昨季のプレーオフ決勝で対戦したチーフス(Gallagher Chiefs)との開幕戦に臨む。(c)AFP