【2月20日 AFP】アフガニスタン東部ヌリスタン(Nuristan)州で18日未明にかけて雪の重みが原因で土砂崩れが発生し、25人が死亡、8人が負傷した。防災当局が19日、発表した。

 現場は同州のナクレ(Nakre)村で、夜間に土砂や雪、がれきが押し寄せた。

 防災当局の広報担当者はAFPに、死者は増える可能性があると話した。

 ヌリスタン州の当局者は「雲と雨のためヘリが着陸できない」と説明。さらに、大雪の影響で同州につながる幹線道路も通行できず、「救助活動は難航している」と語った。

 別の現地当局者はAFPに、約20軒の民家が全壊もしくは大破したと述べた。最新の機器や設備がないため、捜索活動はシャベルやおのを使って行われているという。

 アフガンは数十年にわたる戦乱の影響もあり、自然災害に対して脆弱(ぜいじゃく)で、気候変動に伴う極端な気象の影響を受けやすくなっている。(c)AFP