【2月20日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2023)女王のココ・ガウフ(Coco Gauff、米国)は19日、バスケットボールのように男女のスペシャリストが競い合うイベントを行うとしたら何がいいかとの質問に対し、セレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)とニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)のサーブターゲット対決を提案した。

 米プロバスケットボール協会(NBA)のオールスターゲーム(2024 NBA All-Star Game)に先立ち17日に開催された3ポイントコンテストは、NBAから3ポイント成功数で史上最多記録を持つゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)のステフェン・カリー(Stephen Curry)、米女子プロバスケットボール(WNBA)から1シーズンの3ポイント成功数で歴代トップに立つニューヨーク・リバティ(New York Liberty)のサブリナ・イオネスク(Sabrina Ionescu)が出場し、両リーグが誇る名手による初の男女対決となった。

 ボールはWNBAの3ポイントラインより遠い位置から投げられ、カリーが最後の4投を連続で成功させて29-26でイオネスクに勝利した。

 現在、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Dubai)で開催されているドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2024)に出場予定のガウフは、テニスでもNBA祭典のようなスキルズチャレンジをやるとしたら何がいいか記者に聞かれると、セレーナとキリオスがサーブの精度を競う真剣勝負がぜひとも見てみたいと答えた。

 さらには「ドロップショット対決もいいかも」と提案し、「それならオンス(・ジャバー<Ons Jabeur、チュニジア>)とカルロス(・アルカラス<Carlos Alcaraz、スペイン>)のマッチアップがクールだと思う。おそらく、ショットの安定性が試されるものになるはず」と話した。

 カリーとイオネスクの対決について、「サブリナとステフ(カリー)は最高だった」と振り返ったガウフ。「大半の人がサブリナを応援していたと思う。特にNBAの(3ポイント)ラインからシュートする中で、彼女は信じられないようなプレーをした」とコメントし、カリーについても「史上最高の3ポイントシューターであることは間違いない」とたたえた。

 ガウフはNBAオールスターでの男女対決がこの1度きりで終わらないことを願っており、「とにかく、今後も続けてほしい」と話すと、「あれで、世界中の多くの男性たちが謙虚になる。それが本当に気に入っている」と語った。(c)AFP