【2月16日 AFP】男子テニスのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が、長年のライバルである現世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)について、テニス史上最高の選手だと評価した。

 四大大会(グランドスラム)通算22勝を誇るナダルは、14日に公開されたスペイン民放テレビ局ラ・セクタのインタビューで、ジョコビッチが「数字的にも個人的にも」史上最高の選手だと思うと答えた。

 ジョコビッチは昨年の全仏オープン(French Open 2023)で、グランドスラムの男子シングルスではナダルを超えて歴代単独最多となる23回目の優勝を記録し、現在その数字を24に伸ばしている。

 その一方で、ジョコビッチは物議を醸すような振る舞いを見せることで、コート上での偉業をなかなか人気につなげられずにいる。

 その点について、ナダルは「彼は実像よりも悪いイメージになってしまっている」と擁護。さらに、「フラストレーションを示すとき、彼はラケットを破壊したりするけれど、次のポイントでは再び100パーセントでプレーに備えている」と述べ、ジョコビッチの切り替えの早さを称賛した。(c)AFP