【2月16日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、ジェネシス招待(Genesis Invitational 2024)は15日、米カリフォルニア州パシフィックパリセーズ(Pacific Palisades)のリヴィエラ・カントリークラブ(Riviera Country Club、パー71)で開幕し、メジャー通算15勝のタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)は、10か月ぶりの復帰戦でショットの安定感を欠き、1オーバー「72」の49位タイ発進となった。

 足底腱(けん)膜炎を理由に途中棄権した昨年4月のマスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2023)以来となる公式戦に臨んだウッズは、5バーディー、6ボギーの内容で、18番ではフェアウエーからの2打目をシャンクしてしまう場面もあった。

 最後の数ホールでは、脊椎固定術を受けてから続いている背中のけいれんがあったといい、これがシャンクの原因になったと説明。特にフェアウエーの完璧な位置からこうしたミスショットを打つのは久しぶりだったとも明かした。

 それでも、18番の3打目は8番アイアンで木の間を通す持ち前のリカバリー力を発揮し、このホールをボギーとしてダメージを最小限に抑えたウッズ。昨年12月には非公式戦2大会に出場していたが、長期離脱で「キレ」を欠いたと認めた。

 2021年の自動車事故でけがをした右足首の状態は問題ないといい、昨年この大会に出場したときよりも楽に歩いているように見えた。

 今年は1か月に1大会のペースでプレーしたいと昨年12月に話していたウッズだが、この日はそのスケジュールを実現できるか、またツアーで安定して戦うのにそのラウンド量で十分なのかは分からないとの考えを示しつつ、「そうなることを願っているし、それくらいの量でプレーできることを望んでいる」と語った。

 大会は7アンダー「64」をマークしたパトリック・キャントレー(Patrick Cantlay、米国)が首位に立ち、キャメロン・デービス(Cameron Davis)とジェイソン・デイ(Jason Day)のオーストラリア勢とルーク・リスト(Luke List、米国)が1打差の2位タイに続いた。松山英樹(Hideki Matsuyama)は2アンダーで15位タイにつけた。(c)AFP/Rebecca BRYAN