【2月15日 CGTN Japanese】中国海洋石油集団は14日、世界初の一体型廃棄物処理発電施設である香港総合廃棄物管理施設第1期プロジェクトが広東省珠海市内で完成して引き渡されたと発表しました。

 香港総合廃棄物管理施設第1期プロジェクトは、香港石鼓洲付近の海域に16ヘクタールの人工島を造成し、島にごみの分別回収、ごみ焼却発電、海水淡水化、汚水処理などの施設を配備する事業です。

 香港総合廃棄物管理施設第1期プロジェクトの王長林マネージャーは、「プロジェクトは現代的で先進的な焼却技術を中核処理方式として、ごみ焼却の全自動制御、高効率の熱エネルギー利用などの先端技術を利用し、最終段階で排ガスの深度の再利用プロセスを革新することで、省エネ・環境保護レベルを効果的に引き上げることができる」と説明しました。

 プロジェクト第1期は稼働後に、1日当たりの生活ごみ処理能力は3000トンに達します。年平均発電量は10万世帯が利用できる約4億8000キロワット時で、二酸化炭素排出量が年間44万トン削減されます。また、香港での固体ごみが山積する問題を有効に軽減できるとのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News