【2月15日 AFP】オランダの裁判所は14日、サッカー元同国代表FWのクインシー・プロメス(Quincy Promes、32)に対し、コカイン密輸の罪で禁錮6年を言い渡した。

 過去にオランダ・エールディビジのアヤックス(Ajax)などでプレーし、現在はロシア1部リーグのスパルタク・モスクワ(Spartak Moscow)に所属するプロメスは出廷しなかった。

 過去に行われたロシアからの身柄引き渡しの試みはいずれも失敗しており、アムステルダム地方裁判所は同日、逮捕状を発行した。

 裁判所によれば、プロメスは2020年、共犯者の協力を得てブラジルから1363キロのコカインをベルギー・アントワープ(Antwerp)経由でオランダに密輸した。

 無罪を主張していた弁護人側は判決後、オランダの公共放送NOSに対し、控訴する意向だと述べた。

 プロメスは親戚を刺した別の事件でも禁錮18月を言い渡されている。

 プロメスはオランダ代表で50試合に出場して7ゴールを記録しているが、代表で最後にプレーしたのはチェコに敗れた2021年の欧州選手権(UEFA Euro 2020)決勝トーナメント1回戦となっている。(c)AFP