【2月14日 AFP】11日に行われた米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の第58回スーパーボウル(Super Bowl LVIII)、カンザスシティ・チーフス(Kansas City Chiefs)対サンフランシスコ・フォーティナイナーズ(San Francisco 49ers)の一戦は、米歌手のアッシャー(Usher)さんがヘッドライナーを務めたハーフタイムショーに加え、注目を集めた米歌手のテイラー・スウィフト(Taylor Swift)さんの存在もあり、全米視聴者数が史上最多の1億2340万人に上った。

 試合の中継を行った米CBSの親会社パラマウントによると、全プラットフォームの合計視聴者数は前年より7パーセント増加の1億2340万人。CBS単体でも単一ネットワークでは新記録となる1億2000万人が視聴した。この数字は、当時国内三つのテレビ局全体で最大1億5000万人が視聴した1969年のアポロ11号(Apollo 11)の月面着陸にはわずかに届かなかった。

 スーパーボウルの視聴率は、アッシャーさんに加えて、アリシア・キーズ(Alicia Keys)さんやリル・ジョン(Lil Jon)さん、リュダクリス(Ludacris)さんといったスポーツ界以外のスターたちの共演によるハーフタイムショーで押し上げられた。

 しかしながら、一言も発さなかったポップ界のスーパースターであるスウィフトさんが、著名な友人たちとともにVIP席からチーフスに所属する交際相手のトラビス・ケルシー(Travis Kelce)を応援する姿が、この夜最も注目を集めた。

 スウィフトさんとケルシーの関係は視聴率に恩恵をもたらしており、その一挙手一投足が見出しを飾っている。

 チーフスは延長戦の末に25‐22でフォーティナイナーズを下す劇的な展開で勝利を収め、連覇を達成している。(c)AFP