【2月14日 AFP】英ロンドン動物園(London Zoo)は13日、絶滅の危機にひんしているニシローランドゴリラの赤ちゃんが誕生したと発表した。同園では、先月17日にもニシローランドゴリラの赤ちゃんが生まれている。

 母ゴリラの「エフィー」が出産したのは今月8日。赤ちゃんの性別はまだ確認されていない。

 霊長類部門の責任者、キャスリン・サンダース(Kathryn Sanders)氏は、「この1か月で2頭目の誕生に私たちは大喜びしている」と語った。

 ニシローランドゴリラは、西アフリカと中部アフリカの熱帯雨林に生息し、絶滅の危険性が高いとされている。

 ロンドン動物協会(Zoological Society of London)によると、生息数は過去25年間で60%以上減少しており、森林伐採、密猟、病気が三大要因とされる。

 世界自然保護基金(WWF)は、世界の個体数を約10万頭と推定している。(c)AFP