【2月14日 AFP】第21回世界水泳選手権(21st World Aquatics Championships)は13日、カタール・ドーハで競泳が行われ、男子200メートル自由形では、世界記録保持者のダビド・ポポビチ(David Popovici、ルーマニア)が欠場する中、韓国の黄宣優(Hwang Sun-Woo、ファン・ソヌ)が優勝を飾り、初の世界タイトルを獲得した。

 150メートルでいったんリードを譲った黄だったが、終盤にルーク・ホブソン(Luke Hobson、米国)をかわして1分44秒75で金メダルを獲得した。2位には0.30秒差でリトアニアのダナス・ラプシス(Danas Rapsys)が続き、ホブソンは0.51秒差の3位に終わった。

 女子1500メートル自由形では、元女王のシモナ・クアダレッラ(Simona Quadarella、イタリア)がタイトルを奪還。クアダレッラは、2019年の第18回世界水泳選手権(18th FINA World Championships)で、体調不良を理由に欠場したケイティ・レデッキー(Katie Ledecky、米国)が不在の中で金メダルを獲得していた。

 同大会後は1500メートルと800メートルで連覇を続けていたレデッキーだったが、パリ五輪を控えて今大会を回避しており、その中でクアダレッラが再び栄冠を手にした。

 クアダレッラは15分46秒99を記録し、2位に入った李氷潔(Li Bingjie、中国)に10秒近い差をつけた。3位にはドイツのイザベラ・ゴゼ(Isabel Gose)が続いた。

 100メートル背泳ぎは、米国勢が男女で優勝。女子は19歳のクレア・カーザン(Claire Curzan)、男子はハンター・アームストロング(Hunter Armstrong)がそれぞれ金メダルを獲得した。

 また女子100メートル平泳ぎでは、19歳の唐銭婷(Tang Qianting、中国)が優勝を飾っている。(c)AFP