【2月14日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の元最高経営責任者(CEO)バーニー・エクレストン(Bernie Ecclestone)氏(93)が13日、不適切行為が取り沙汰されているレッドブル(Red Bull)のクリスチャン・ホーナー(Christian Horner)代表(50)に対して、「じっとしている」べきだとアドバイスを送った。

 スイスの自宅からAFPの電話取材に応じたエクレストン氏は、「私からクリスチャンへのアドバイスは、じっとしている以外に何もせず、何が起きるか状況を見守った方がいいということだ」と話した。

 エクレストン氏は、ホーナー氏が2005年にレッドブルへ加わり、31歳で最年少代表となった頃からの友人。「今もよく連絡を取り合っている」というエクレストン氏は、「難しいのは、成功すると敵が増えることだ。今回の件もまさにそう」と語った。

「クリスチャンが目立たないようにし続け、その間に誰かが彼と当該女性と個別に話をし、問題が解決することを願っている」

 レッドブルの女性職員による告発で、ホーナー代表のチーム内での命運は危うくなっている。チームを保有するオーストリアのエナジードリンク企業レッドブルは独立調査を開始しており、ホーナー代表は9日に弁護士から8時間にわたる聞き取りを受けた。

 すぐにもその去就が決まる可能性は低いと報じられており、チームはこの評判を落とすような一件で重い雰囲気が漂う中、15日には新車発表に臨むことになる。(c)AFP