【2月14日 Xinhua News】中国の造船業は2023年、完工量・新規受注量・手持ち工事量が全面的に伸びるとともに、グリーン(環境配慮型)化への転換も一段と加速し、業界の質の高い発展を力強く支えた。中国船舶工業業界協会がこのほど明らかにした。

 同協会のデータによると、中国のグリーン動力船新規受注の国際シェアは23年に57%に達し、主流船型のフルカバーが実現した。中国が開発した世界最大の5400馬力純電気推進タグボート、国内初の500キロワット水素燃料電池船などは建造が終わり供用を始めた。

 新エネルギー設備の研究・開発も新たな進展を遂げた。船舶用メタノール燃料や水素燃料供給システムのまとまった受注獲得、初の船舶用中速大出力アンモニア燃料エンジンの点火に成功したなどは、グリーン発展の基礎を絶えず固めている。

 同協会の李彦慶(り・げんけい)秘書長は、造船業が現在、モデル転換・高度化の重要な段階にあり、グリーン転換は世界造船業の必然的趨勢だと指摘。中国造船業の製品体系、製造体系、サプライチェーンシステムの全面的なグリーン転換が加速しつつあることは業界の質の高い発展と国際競争力の向上の強力な支えになると述べた。(c)Xinhua News/AFPBB News