【2月13日 AFP】第21回世界水泳選手権(21st World Aquatics Championships)は12日、カタール・ドーハで競泳が行われ、男子100メートル平泳ぎではニック・フィンク(Nic Fink、米国)が世界記録保持者のアダム・ピーティ(Adam Peaty、英国)らを抑え、優勝を飾った。

 過去2回の世界水泳で銀メダルと銅メダルに終わっていたフィンクは、58秒57のタイムで金メダルを獲得。2位には0秒27差で前々回の覇者ニコロ・マルティネンギ(Nicolo Martinenghi、イタリア)が続き、メンタルヘルスの問題で競技から離れ、2019年の第18回大会以来となる世界水泳復帰となったピーティが59秒10で3位に入った。

 昨年福岡で開催された第20回世界水泳選手権(20th World Aquatics Championships)で平泳ぎ3冠を達成した中国の覃海洋(Qin Haiyang、タン・カイヨウ)は、今大会には出場していない。

 男子50メートルバタフライでは、ジュニア世界記録保持者で19歳のディオゴ・マトス・リベイロ(Diogo Matos Ribeiro、ポルトガル)が、マイケル・アンドリュー(Michael Andrew、米国)とキャメロン・マケボイ(Cameron McEvoy、オーストラリア)との接戦を制して金メダルを手にした。ポルトガル勢による世界水泳のタイトル獲得は史上初となっている。

 女子200メートル個人メドレーでは、ケート・ダグラス(Kate Douglass、米国)が連覇を達成。女子100メートルバタフライではアンジェリーナ・ケーラー(Angelina Kohler、ドイツ)が優勝を飾り、通算4度目の大会出場で自身初のメダルを手にした。(c)AFP