【2月12日 AFP】イスラエル軍は12日、パレスチナ自治区ガザ(Gaza Strip)南部ラファ(Rafah)で実施した作戦により人質2人を救出したと発表した。

 作戦は治安機関シンベト(Shin Bet)、警察と合同で行われた。救出したのは昨年10月7日の越境攻撃の際にイスラム組織ハマス(Hamas)によって拉致されていた2人で、年齢は60歳と70歳としている。

 軍は「2人とも健康状態は良好」と説明。ただ、検査のためイスラエル国内の病院に搬送されたという。

 イスラエル側の情報に基づきAFPがまとめた集計によると、ガザには当初約250人が拉致された。イスラエル当局は約130人が依然拘束されているとしているが、うち29人はすでに死亡したとみられている。

 ハマスの保健当局によれば、この日未明に行われたイスラエル軍によるラファへの空爆では子どもを含む少なくとも100人が死亡した。当初の発表では52人とされていた。(c)AFP/Mai Yaghi with Phil Hazlewood in Jerusalem