【2月11日 AFP】フランス南東部リヨン(Lyon)の美術館で10日、仏画家クロード・モネ(Claude Monet)の作品に活動家2人がスープを投げつけた。パリでも先月、レオナルド・ダビンチ(Leonardo da Vinci)の名画「モナリザ(Mona Lisa)」にスープがかけられたばかり。

 リヨン美術館 (Musee des Beaux Arts de Lyon) によると、午後3時30分に1872年の作品「Le Printemps(春)」が被害に遭った。作品には保護ガラスが設置されていたが、今後、詳細な調査と修復が行われるという。

 活動家2人は身柄を拘束された。美術館側は、器物破損で2人を訴える意向だ。

 食料をめぐる抵抗運動を行う団体「Riposte Alimentaire(食の反撃)」が実行したことを認める声明をX(旧ツイッター)で公開。イロナ(20)と名乗る女性が「手遅れになる前に今、行動しなければならない」と訴えた。

 同団体は、すべての人に健康的な食べ物を持続可能な形で供給することを求めており、「モナリザ」にスープをかけた事件についても実行を認めている。(c)AFP