【2月10日 AFP】米ボストン交響楽団(Boston Symphony Orchestra)などの音楽監督を務めた世界的指揮者、小澤征爾(Seiji Ozawa)さんが6日、心不全のため東京都の自宅で死去した。88歳。

 マネジメントチームがフェイスブックで発表した。葬儀は近親者のみで行われたという。

 小澤さんは1935年、旧満州(現中国東北部)で生まれた。小学生の時にピアノを始めたが、10代の時にラグビーの試合中に指を2本骨折し、指揮者に転じた。

 1959年に渡仏。ボストン交響楽団では同楽団最長となる29年間、音楽監督を務めた。2002~10年はオーストリアのウィーン国立歌劇場(Vienna State Opera)で音楽監督を務めた。(c)AFP/Natsuko FUKUE