【2月10日 AFP】フィリピン南部ミンダナオ(Mindanao)島にある金鉱で発生した土砂崩れに巻き込まれ、約60時間ぶりに救出された少女の画像が9日、公開された。

 フィリピン赤十字(Philippine Red Cross)によると、少女は3歳。同赤十字は少女が防災用毛布にくるまれて搬送される画像などをフェイスブックに投稿した。

 金鉱の村マサラ(Masara)があるダバオデオロ(Davao de Oro)州当局によると、がれきの下に人が取り残されている可能性があるため、掘削機はあるが使えないとして素手とシャベルで生存者を捜索していた。

 フェイスブックでは、救助隊が泥まみれの子どもを抱いて歩く姿を捉えた映像も拡散された。

 6日夜に発生した土砂崩れは村の家屋を破壊し、鉱山労働者の送迎バス3台などをのみ込んだ。

 この土砂崩れでは27人が死亡、32人が負傷、89人が行方不明となっている。(c)AFP/Cecil MORELLA