【2月9日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)は8日、2023年シーズンの最優秀選手(MVP)選手が発表され、ボルティモア・レイヴンズ(Baltimore Ravens)のQBラマー・ジャクソン(Lamar Jackson)が通算2度目の受賞を果たした。

 今季のジャクソンは、QBではリーグ最多の計821ラッシングヤードを記録するなどまさに二刀流の大活躍を見せ、レギュラーシーズン13勝4敗でレイヴンズのプレーオフ進出に貢献した。チームはアメリカン・カンファレンス(AFC)決勝でカンザスシティ・チーフス(Kansas City Chiefs)に敗れたが、プレーオフは選考に反映されない。

 同じくMVP候補に挙がっていたサンフランシスコ・フォーティナイナーズ(San Francisco 49ers)のRBクリスチャン・マキャフリー(Christian McCaffrey)は、最優秀攻撃選手賞に選出された。今季はランで計1459ヤード、レシーブで564ヤードを記録。チームは11日に行われる第58回スーパーボウル(Super Bowl LVIII)でチーフスと対戦する。

 クリーブランド・ブラウンズ(Cleveland Browns)からは、ベテランQBジョー・フラッコ(Joe Flacco)が最優秀カムバック賞、DEマイルズ・ギャレット(Myles Garrett)が最優秀守備選手賞に選ばれたほか、ケビン・ステファンスキー(Kevin Stefanski)ヘッドコーチ(HC)が2度目の最優秀コーチ賞に輝いた。

 その他では、今季23本のタッチダウンを含めて計4108パスヤードを記録し、喫したインターセプトもわずか5本に抑えるなどの華々しいNFLデビューを飾ったヒューストン・テキサンズ(Houston Texans)の司令塔、CJ・ストラウド(C.J. Stroud)が攻撃部門の最優秀新人賞に選ばれた。(c)AFP