【2月9日 AFP】フィリピン南部ミンダナオ(Mindanao)島にある金鉱山で発生した、豪雨による土砂崩れに巻き込まれた少女が9日、約60時間ぶりに救出された。

 この土砂崩れでは少なくとも11人が死亡、100人以上が行方不明となっている。

 金鉱山の村マサラ(Masara)があるダバオデオロ(Davao de Oro)州当局によると、がれきの下に人が取り残されている可能性があるため、掘削機はあるが使えないとして素手とシャベルで生存者を捜索していた。

 災害当局者はAFPに対し「奇跡だ。救助隊に希望を与えてくれる。通常、子どもは大人ほど持ちこたえない」と語った。

 6日夜に発生した土砂崩れは村の家屋を破壊し、鉱山労働者を乗せたバス3台などを飲み込んだ。

 現場周辺では8日も雨が降り、生存者の発見は時間と天候との闘いになっている。(c)AFP