【2月8日 AFP】イングランドFAカップ(FA Cup 2023-24)は7日、4回戦の再試合が行われ、チェルシー(Chelsea)は3-1でアストン・ビラ(Aston Villa)を下し、マウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督にのしかかる重圧を和らげた。

 プレミアリーグでは前々節に敵地でリバプール(Liverpool FC)に1-4で敗れ、前節もホームでウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)に2-4の敗戦を喫し、サポーターからブーイングを浴びせられていたチェルシーだったが、この日は敵地ビラ・パーク(Villa Park)で勝利を収めてその記憶を消し去った。

 チェルシーはリーグ11位と低迷しており、FAカップで早期敗退となればポチェッティーノ監督へのプレッシャーはさらに強くなっていたとみられる。11分にコナー・ギャラガー(Conor Gallagher)、21分にニコラス・ジャクソン(Nicolas Jackson)が得点を挙げると、54分にはエンソ・フェルナンデス(Enzo Jeremias Fernandez)が見事なFKを沈めて試合を決定づけた。

 5回戦ではホームで2部のリーズ・ユナイテッド(Leeds United)対戦するため、チェルシーは準々決勝進出に向けては自信を手にするだろう。

 先月30日にニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)に敗れてホームでのリーグ戦17戦無敗の記録が途切れたビラは、最終盤にムサ・ディアビ(Moussa Diaby)が1点を返すにとどまり、二つの国内カップ戦はともに本拠地での黒星で敗退が決まった。

 一方、ノッティンガム・フォレスト(Nottingham Forest)は、ブリストル・シティ(Bristol City)と1-1で迎えたPK戦を5-3で制し、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)と対戦する5回戦に駒を進めている。(c)AFP