【2月7日 AFP】スペインサッカーのプロリーグを管轄するラ・リーガ(La Liga)は6日、先週行われたヘタフェ(Getafe CF)とレアル・マドリード(Real Madrid)のリーグ戦開始前に、レアルのビニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)に対する人種差別的な侮蔑があったと検察当局に訴え出た。

 ラ・リーガはAFPに対し、レアルが2-0で勝利した1日の試合を前に、ヘタフェの本拠地コリセウム・アルフォンソ・ペレス(Coliseum Alfonso Perez)の外で一部のファンが「ビニシウス、サル」と叫んだことを受け、法的な申し立てを行ったと述べた。

 ビニシウスはこれまで何度も人種差別受けており、スペインサッカー界における差別との闘いの象徴となっている。

 3月末には、レアルの本拠地サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)で、「サッカーにおける暴力と人種差別に対する取り組み強化」のために、スペイン代表とブラジル代表が親善試合を行うことになっている。(c)AFP