タイ政府、「ゾウ柄パンツ」の輸入監視を指示 中国製が急増
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【2月7日 AFP】タイ政府は6日、「ゾウ柄のパンツ」を対象に、不正輸入を厳重に監視するよう輸入港に指示した。
「ゾウ柄パンツ」は以前から東南アジアを旅する欧米のバックパッカーの間で人気を博していたが、最近ではタイの若者の間でもおしゃれアイテムとして人気となっている。
それに乗じて安価な中国製が大量に流入。国内企業からは、中国製がタイ製を駆逐するのではないかとの懸念が広がっていた。
プーミタム・ウェーチャヤチャイ(Phumtham Wechayachai)副首相兼商務相は同日、記者団に対し「すべての港でゾウ柄パンツの輸入を監視するよう指示した」と明らかにした。
プーミタム氏は、ゾウのデザインは著作権で保護されていると指摘。外国生産者による製造を放置すれば国内の製造業者が打撃を受ける恐れがあるとするとともに、輸入品には粗悪品も含まれていると警告した。
ゾウ柄パンツは屋台などで150バーツ(約630円)で売られているが、高級店では30米ドル(約4440円)の値が付いているものもある。
セーター・タウィーシン(Srettha Thavisin)首相は先に、安価な中国製のゾウ柄パンツが出回っていることについて記者団に質問され、「ビジネスではよくあることで、商機があれば便乗しようとするのは常だ」「素早く対応しなければ機会を逸するだろう」と述べていた。(c)AFP