【2月7日 AFP】サウジアラビアで10月、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)やラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)ら男子テニスの有力選手6人を集めた「6キングス・スラム(6 Kings Slam)」という新たなエキシビション大会が開催されることが、6日に発表された。

 大会は首都リヤドで行われ、合計で四大大会(グランドスラム)46勝を挙げているジョコビッチとナダルの他に、昨年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2023)を制したカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)や全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2024)王者のヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)、世界ランキング3位のダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)、同7位のホルガー・ルーネ(Holger Rune、デンマーク)が出場する。

 今季限りでの引退を示唆しているナダルは、サウジアラビアのテニスアンバサダーを務めている。

 サウジアラビアは近年、資金力を武器にテニス大会の招致に力を入れており、議論の的になっている。

 女子テニス協会(WTA)がシーズン最終戦WTAファイナルズ(WTA Finals)のサウジ開催を検討していると明かすと、マルチナ・ナブラチロワ(Martina Navratilova)氏とクリス・エバート(Chris Evert)氏はこれを批判。しかし現役スターのオンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)は「サウジの現状をもっと知るべき」と反論し、さまざまな社会・経済改革が実行中だと訴えている。(c)AFP