【2月6日 AFP】イスラエルのイタマル・ベングビール(Itamar Ben Gvir)国家治安相は6日、米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領(81)がアルツハイマー病にかかっているとほのめかす投稿をした息子の行為について謝罪した。

 ベングビール氏の息子のシュバエル(Shuvael Ben Gvir)氏はX(旧ツイッター)で、「高齢者の認知機能の低下や認知症の最も一般的な原因」である脳の変性疾患について「認識を高めることが重要」だと発言。その下にバイデン氏の写真を投稿した。

 投稿は後に削除されたが、ベングビール氏はXで「最愛の息子が重大な過ち」を犯したと述べ、こうした「軽蔑的」な発言は許されないとして謝罪した。

 さらに「米国はわが国の偉大な友人であり、バイデン大統領はイスラエルの友人だ」と書き添えた。

 バイデン氏は今月に入り、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)でパレスチナ人に対する暴力が耐え難い水準に達していると指摘。米国は、関与したイスラエル人入植者に制裁を科す異例の措置を講じた。

 これを受け、自身も入植地に住むベングビール氏本人も、ガザ紛争における米国の支援は不十分だとして、バイデン氏を批判していた。(c)AFP