【2月5日 AFP】イスラエル軍は4日、パレスチナ自治区ガザ(Gaza Strip)で、イスラム組織ハマス(Hamas)が昨年10月7日のイスラエル奇襲に備え設置していた訓練施設を急襲したと明らかにした。

 軍によると、施設はガザ南部ハンユニス(Khan Yunis)にあり、イスラエル軍の駐屯地や戦闘車両、キブツ(生活共同体)の入り口などをかたどった訓練用模型が置かれていた。

 軍はこのほか、ハマスの軍事部門、イザディン・アルカッサム(Ezzedine al-Qassam Brigades、カッサム旅団)の上級司令官、ムハンマド・シンワル(Mohammad Sinwar)氏の事務所も捜索した。同氏は、ハマスのガザ地区トップ、ヤヒヤ・シンワル(Yahya Sinwar)氏の弟とされる。

 急襲部隊はハマス戦闘員数人から銃撃されたが、狙撃兵や戦車砲、空爆により「無力化」したとしている。(c)AFP