【2月5日 AFP】仏パリで4日、SUV(スポーツ用多目的車)の駐車料金を3倍に値上げするかを問う住民投票が行われ、賛成が反対を上回った。市当局が同日、発表した。SUVをめぐっては、重い車重が環境に及ぼす影響などが指摘されていた。

 住民投票では、重量1.6トンを超える車両の駐車料金を、市中心部で一般車両の3倍となる1時間当たり18ユーロ(約2900円)とするかが問われ、賛成が54.55%と反対45.45%を上回った。投票率は5.7%にとどまった。

 住民投票の結果について、アンヌ・イダルゴ(Anne Hidalgo)市長は「パリ市民の明確な意思」と歓迎。「市民の健康にも地球にとっても良い結果」と述べた。

 電気自動車(EV)については、車重2トン以上が対象となる。また、体の不自由な人のほか、タクシー運転手や医療従事者ら勤務者や、居住者は規制の対象にはならない。

 住民投票の実施については、昨年11月に発表されていた。市長室は当時、SUVは「事故を起こしやすく、車体が重くて大きく、汚染源にもなる」とし、「公共のスペースでさまざまな問題を招いている」と指摘していた。(c)AFP