【2月1日 AFP】23-24イングランド・プレミアリーグは31日、第22節の試合が行われ、首位リバプール(Liverpool FC)は4‐1でチェルシー(Chelsea)に圧勝した。

 ユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督の今季限りでの退任という衝撃的な発表も4冠を目指すチームの勢いを止めることはなく、5‐2でノリッジ・シティ(Norwich City)に勝利した28日のFAカップ(FA Cup 2023-24)に続いて、リバプールはホームに乗り込んできたチェルシーを容赦しなかった。

 前半のジオゴ・ジョタ(Diogo Jota)とコナー・ブラッドリー(Conor Bradley)のゴールで主導権を握ったリバプールは、ドミニク・ショボスライ(Dominik Szoboszlai)が3点目を奪取。圧倒されたチェルシーはその後、クリストファー・エンクンク(Christopher Nkunku)が1点を返したものの、リバプールはルイス・ディアス(Luis Diaz)が得点劇を締めくくった。

 公式戦11試合無敗としたリバプールは、4日には3位アーセナル(Arsenal)と対戦する。

 一方、アーリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Haaland)が復帰したマンチェスター・シティ(Manchester City)はバーンリーFC(Burnley FC)に3‐1で勝利し、1試合消化が少ない中でリバプールと勝ち点5差の2位の座を守った。

 足の負傷で2か月戦線離脱していたハーランドだったが、その間もチームは好調を維持し、同選手が欠場した10試合で9勝1分けの成績を残していた。この日もその代役を務めたフリアン・アルバレス(Julian Alvarez)が22分までに2得点を挙げて試合を事実上決定づけると、後半立ち上がりにはロドリゴ(Rodrigo Hernandez Cascante)が3点目を挙げた。

 ハーランドが残り20分ほどで途中投入されたが昨季得点王にゴールは生まれず、逆にバーンリーの得点を許すことになった。

 また、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は3‐2でブレントフォード(Brentford FC)を下し、トップ4に浮上した。

 1点の先行を許してハーフタイムを迎えたトッテナムだったが、後半立ち上がりの11分で3点を奪い逆転。その後ブレントフォードは、賭博違反で8か月の出場停止処分を受けていたアイバン・トニー(Ivan Toney)が復帰後2戦連発となるゴールを決めて詰め寄ったが、7分あったアディショナルタイムも乗り切ったトッテナムは、勝ち点で並んだアストン・ビラ(Aston Villa)を得失点差で抜いている。(c)AFP