【1月31日 CGTN Japanese】中国南西部の重慶市雲陽県は、このほど絶滅危惧種である青海チベット高原のジャンム牛およびアぺイジャザ牛のクローン作成に成功したことを発表しました。この2品種でのクローン牛の誕生は世界でも初めてだということです。

 ジャンム牛とアぺイジャザ牛は、青海チベット高原の家畜として飼育されている黄牛の品種です。2021年からの第3次全国家畜家禽遺伝資源調査により、現在生息しているジャンム牛はわずか19頭、アぺイジャザ牛は39頭、そのうち繁殖に利用できる種雄牛は1頭だけで、絶滅の危機にひんしていることが分かりました。

 雲陽県の肉用牛繁殖飼育場では、昨年2月からクローン胚の母体への移植を開始し、これまでにジャンム牛とアぺイジャザ牛の雄牛、それぞれ4頭のクローン牛が誕生しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News