【1月30日 AFP】英スコットランドの動物園から雄のニホンザルが脱走し、熱画像カメラを搭載したドローンを使った大捜索が行われている。王立スコットランド動物学協会(Royal Zoological Society of Scotland)が30日、明らかにした。

 サルはケアンゴーム国立公園(Cairngorm National Park)内にある動物園「ハイランド・ワイルドライフ・パーク(Highland Wildlife Park)」で飼育されていたが、28日に逃げ出した。

 同協会は、人間やペットにとって危険ではないと考えられているが、見つけても近づかないよう呼び掛けている。

 動物園の担当者は、30日朝の目撃情報を元に捜索していると話した。

「終日、飼育員チームが地元一帯を見回り、さまざまな手段でおびきだそうと試みている」とし、さらに熱画像カメラ搭載のドローンを持つ業者に捜索を助けてもらっていると話した。

 またケアンゴーム山岳レスキューチーム(Cairngorms Mountain Rescue Team)も同様のドローンを使った支援を申し出てくれたと話した。

 担当者は、食べ物が見つからなければ園に戻ってくる可能性もあるとしている。

 一方、イングランド南西部ではエクセター(Exeter)近郊ファリンドン(Farringdon)村では行方不明のワラビーの捜索が続いている。BBCによると、ワラビーのウェスは、18日にファームショップから逃げ出した。(c)AFP