【1月29日 AFP】フィギュアスケート全米選手権(2024 U.S. Figure Skating Championships)は28日、オハイオ州コロンバス(Columbus)で男子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、イリア・マリニン(Ilia Malinin)が連覇を達成した。

「4回転の神」の異名を持つ19歳のマリニンは、ショートプログラム(SP)での19点のリードをもって迎えたフリーで、4回転アクセル、4回転ルッツ、4回転サルコーを成功させた後、4回転ルッツで転倒。ふらついた瞬間はあったものの、最後は3連続の3回転ジャンプを成功させて185.78点を記録し、合計294.35点で優勝を飾った。

 ジェイソン・ブラウン(Jason Brown)が264.50点で2位、カムデン・プルキネン(Camden Pulkinen)が262.33点で3位に入った。

 3月にカナダ・モントリオールで行われる世界選手権(ISU World Figure Skating Championships 2024)には優勝候補として乗り込むマリニンは、宇野昌磨(Shoma Uno)からの王座奪取を狙う。

 マリニンはテクニカルエレメントで苦戦したが、今大会では芸術性の面で進歩したと自負しており、子供のころに憧れた宇野との再戦を楽しみにしていると語った。

「世界で戦う前から彼のスケートを見てきた。だから、互いに気遣い、励まし合っているというのはただただ光栄だ。エキサイティングな世界選手権になると思う」 (c)AFP」