【1月28日 AFP】27日に行われた全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2024)の女子シングルス決勝で、大会第2シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka、ベラルーシ)に敗れて準優勝となった第12シードの鄭欽文(Zheng Qinwen、中国)が、がまん強く戦えなかったことを認め、メンタル面を今後の課題に挙げた。

 21歳の鄭は3-6、2-6のストレートでサバレンカに完敗。四大大会(グランドスラム)出場はこれがまだ9回目で、ベスト4以上も今回が初めてだったが、強力な相手に太刀打ちできなかったことを残念がった。

 決勝までシード選手と当たらずに勝ち上がってきた鄭は、がまん強く戦うよう自分に言い聞かせるのが「難しかった」と話し、「こうした場面を乗り越えるには、テニス面だけでなく、メンタル面や自分自身にも取り組むべきかもしれない」とコメント。「負けたのには理由があるから、原因を突き止め、次はもっと強くなって戻って来たい」と誓った。

 さらに、悔しさの中にも決勝へ勝ち進めたことのポジティブな面を見つけ、「確かにそれは感じている。全体に少しずつ成長できた。もちろん、サバレンカはこれまで対戦した中でも特に厳しい相手だったと思う」と話した。

「それでも自分自身をもっと高めて、次はこういう状況にも立ち向かえるようになる必要があると思っている」 (c)AFP