【1月27日 AFP】スピードスケートW杯は26日、米ソルトレークシティー(Salt Lake City)で第5戦が行われ、男子1000メートルでは19歳の現世界王者ジョーダン・ストルツ(Jordan Stolz、米国)が1分5秒37の世界新記録で優勝した。

 現在19歳のストルツは、2020年2月に同じユタ・オリンピック・オーバル(Utah Olympic Oval)でロシアのパベル・クリズニコフ(Pavel Kulizhnikov)がマークした1分5秒69の世界記録を更新した。

 米国人選手がスピードスケートの個人種目で世界記録を樹立するのは、2019年3月にブリタニー・ボウ(Brittany Bowe)が女子1000メートルで達成して以来の快挙。男子ではシャニー・デービス(Shani Davis)が2009年12月に1500メートルで記録して以来となる。

 昨年3月にオランダで開催された世界スピードスケート選手権(ISU World Speed Skating Championships 2023)で、当時18歳だったストルツは男子500メートル、1000メートル、1500メートルを制し、個人種目3冠を達成した史上初の男子選手となった。また史上最年少の世界王者となり、同じ年の世界選手権と世界ジュニアで三つの距離を制覇した史上初の選手となった。(c)AFP