【1月27日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は26日、スペイン女子代表選手へのキス問題で3年間の暫定資格停止処分を言い渡されていた同国サッカー連盟(RFEF)のルイス・ルビアレス(Luis Rubiales)前会長について、異議を却下して処分が確定したことを明らかにした。

 FIFAは発表文で「当上訴委員会は、ルビアレス氏がFIFAの規定コードに記されている原則に反する振る舞いをしたと十分に納得した」と述べた。

 ルビアレス氏は、昨年8月に行われた女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会(FIFA Women's World Cup 2023)決勝後の表彰式で、スペイン代表のヘニフェル・エルモソ(Jennifer Hermoso)の唇にキスを強要したとして、同国で裁判にかけられる見通しとなっている。

 エルモソへのキスついては無理強いではなかったと否定しており、FIFAから科された「サッカー関連活動」の禁止処分については、スポーツ仲裁裁判所(CAS)への提訴が可能となっている。

 FIFAは当初、昨年10月にルビアレス氏に3年間の暫定資格処分を言い渡しており、同氏がそれに異議を唱えていた。(c)AFP