【1月26日 AFP】中国の習近平(Xi Jinping)国家主席は25日、国交樹立60年を迎えたフランスとの関係をたたえ、緊張が高まる世界情勢に対し、両国関係をいっそう強化して臨む意向を示した。

 同日夜、北京で開催されたレセプションにビデオメッセージを寄せた習氏は、60年にわたる中仏関係が「世界の平和、安定、発展」に貢献してきたと述べた。また今後も「中仏関係の安定をもって世界の不確実性に対応すべきだ」と語った。

 中仏両国は近年、関係強化を図っている。エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領も昨年4月に訪中。南部の広州(Guangzhou)の大学を訪れた際には、大勢の学生やファンからロックスターのような歓迎を受けたが、一方で中国に迎合しているという批判にもさらされた。

 また中国と台湾の対立をめぐってマクロン氏は、欧州は米国に安易に追随すべきではないと発言し、物議を醸した。(c)AFP