【1月24日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2024)は23日、 男子シングルス準々決勝が行われ、大会第4シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)が6-4、7-6(7-5)、6-3で第5シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)を下し、自身初の全豪オープン4強入りを果たした。

 シナーは1ブレークで第1セットを獲得すると、第2セットのタイブレークでは一時1-5とリードされたが、そこから6ポイント連取で逆転。ここがターニングポイントとなり、試合の主導権を完全につかんだシナーが、そのままストレート勝利を収めた。

 日付をまたいだ試合後のインタビューでは「彼(ルブレフ)との対戦はいつだって非常にタフ」と話し、「きょうも自分がどちら(第1、2セット)とも落としていてもおかしくなかった。第1セットでは彼にたくさんのブレークポイントがあったが、なんとか自分も良いサーブを打ち、相手を動かすことを心がけた」と振り返った。

「とにかく積極的なプレーを維持しようとした。きょうはそれがうまくいって本当にうれしい」

 準決勝では、10度の大会制覇を誇る前回王者のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)と激突する。厳しい試合になることが予想されるが、昨年11月に行われた国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2023)ではジョコビッチを破っており、そのときの勝利が安心材料になるとみられる。

 一方のルブレフにとっては、10度目の四大大会(グランドスラム)準々決勝にしてまたしても初の4強入りを逃す痛恨の敗戦となった。(c)AFP