【1月22日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2024)は22日、女子シングルス4回戦が行われ、予選勝者のダイアナ・ヤストレムスカ(Dayana Yastremska、ウクライナ)が第18シードのビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)を7-6(8-6)、6-4で破り、自身初の四大大会(グランドスラム)準々決勝に進出した。

 強烈なサーブと攻撃的なストローク、運動能力を武器に、恐れ知らずの23歳ヤストレムスカが優勝2回のアザレンカを退けた。

 グランドスラムでの最高成績は2019年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)4回戦だったが、今大会は見事なプレーを披露。1回戦でウィンブルドン女王のマルケタ・ボンドロウソバ(Marketa Vondrousova、チェコ)を倒すなど、世界93位ながら50位以内の選手を次々に撃破している。

 準々決勝ではノーシードのリンダ・ノスコバ(Linda Noskova、チェコ)と対戦する。第19シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)と顔を合わせたノスコバは、第1セットを3-0とリードした時点でスビトリーナが負傷棄権したため勝ち上がった。

 スビトリーナは0-2の段階でメディカルタイムアウトを取り、腰の治療を受けていったんはプレーを続けようとしたが、満足に動くことができず、大きな違和感がある様子で、2回連続のブレークを奪われた時点でプレー続行を断念し、ネットに歩み寄って棄権を申し出た。

 世界ランキング50位のノスコバは、3回戦で世界1位のイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)を破るなど、今大会で飛躍を果たしている。(c)AFP