【1月21日 AFP】インド南部タミルナド(Tamil Nadu)州マドゥライ(Madurai)郊外のパレームドゥ(Palamedu)村で16日、伝統の牛追い祭り「ジャッリカットゥ(Jallikattu)」が開催された。

 ジャッリカットゥは収穫祭に欠かせない行事で、長い歴史がある。参加者は、道具を使わずに向かってくる牛と対峙(たいじ)し、とがった角をつかんだり、背に飛び乗ったりして、力ずくで抑え込む。

 大学教授のA・クマールさんは「周辺の100~150の村から雄牛が1000頭以上集められた」と語った。

 初めて祭りを見に来たという女性(30)は「ジャリカットには1500年の伝統がある。最も古いタミル文化の一つだ」と話した。

 ジャッリカットゥをめぐっては、動物虐待だとして一時禁止されていたが、最高裁は昨年5月、ジャッリカットゥを再開させたタミルナド州政府の決定を支持する判断を下した。(c)AFP