【1月21日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2024)は21日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-0、6-0、6-3で第20シードのアドリアン・マナリノ(Adrian Mannarino、フランス)を一蹴し、最多25回目の四大大会(グランドスラム)優勝へ向けてペースを上げながら突き進んでいる。

 ジョコビッチは11回目の大会制覇に向けた絶対的な優勝候補であることを強調するかのように、ロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)でマナリノを圧倒的に上回った。

 1ゲームも落とさずに勝てた可能性もあったが、試合後には「第3セットのあのゲームは本当に落としたかった。スタジアムの緊張がすごく高まっていたからね」と冗談を飛ばすと、「とにかく、そのことをいったん忘れて集中し直す必要があった」と話した。

 男子テニスの覇権を握るジョコビッチは、これで通算58回目のグランドスラム8強入りを果たし、ロジャー・フェデラー(Roger Federer)の男子最多記録に並んだ。

 全豪オープンでのマッチ連勝は32試合に伸び、2022年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種状況の問題で出場できなかったが、敗戦は2018年のチョン・ヒョン(Hyeon Chung、韓国)戦を最後に味わっていない。

 次は第7シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)を破った第12シードのテイラー・フリッツ(Taylor Fritz、米国)と、準決勝進出を懸けて対戦する。(c)AFP