「父親訃報！」それでも開いてはダメ…韓国に広がる「スミッシング」被害

【01月20日 KOREA WAVE】韓国・全州市（チョンジュシ）は官公庁を詐称してゴミ無断投棄など廃棄物管理法違反を告知するスミッシング（ショートメッセージを悪用した詐欺）が送信されているとし、注意を呼びかけた。

問題のメッセージは、「ゴミ無断投棄の苦情を受け付けた」とかたり「苦情内容確認」や「事前通知書」などの字句を含む文章とインターネットアドレス（URL）を表示。アクセスすると悪性コードに感染する。

全州市側は「廃棄物管理法に違反した場合、公文書や過料告知書を送っており、携帯メールでは案内しない」と話した。

また、訃報など慶弔や招待状などを装ったスミッシングも増加。先月は「親の葬儀にご参列ください」という訃報メッセージを受け取った警察官が悪性コードに感染してしまい、携帯電話に保存されていた多数人の連絡先情報が流出する騒ぎがあった。

SMSは携帯電話番号に送られてくるうえ、日常生活で頻繁に接する「宅配配送」「慶弔案内」を装っているため引っ掛かりやすい。出所不明のURLを押さないこと、もし押したら直ちに携帯電話を機内モードに切り替えて追加被害を防ぐことが重要だ。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News