【1月19日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2024)は19日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第4シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)は6-0、6-1、6-3で第26シードのセバスティアン・バエス(Sebastian Baez、アルゼンチン)に快勝し、優勝候補であることを強調した。

 昨年のナショナルバンク・オープン(National Bank Open 2023)を制して初のマスターズ1000(ATP Masters 1000)のタイトルを獲得したシナーは、ATPファイナルズ(ATP Finals 2023)のラウンドロビン戦でノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に勝利し、男子国別対抗戦のデビスカップ(Davis Cup 2023)では母国を優勝に導くなど、キャリアを通じて最高の状態で今季最初の四大大会(グランドスラム)に臨んでいる。

 これまでのところ期待にたがわぬプレーぶりで、自身より世界ランクが上のジョコビッチやカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)、ダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)とは異なり、今大会は1セットも落としていない。

「全体として、ここで本当に良いプレーができていて素晴らしい気分。今の気分にとても満足している」と語ったシナーは、4回戦では第15シードのカレン・ハチャノフ(Karen Khachanov)と対戦する。

 一方で、第7シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)と第12シードのテイラー・フリッツ(Taylor Fritz、米国)はともに勝ち上がりを決め、4回戦での対戦が決まった。

 チチパスはここまでの2試合でともに第1セットを落としていたものの、この日はリュカ・ヴァン・アッシュ(Luca Van Assche、フランス)に6-3、6-0、6-4で快勝。フリッツはファビアン・マロジャン(Fabian Marozsan、ハンガリー)に3-6、6-4、6-2、6-2で勝利した。(c)AFP