【1月19日 AFP】南アフリカドラッグフリースポーツ研究所(SAIDS)は18日、ラグビー元同国代表のSOエルトン・ヤンチース(Elton Jantjies)が禁止薬物の使用で4年間の資格停止処分になったと発表した。

 2019年のW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)でスプリングボクス(Springboks、南アフリカ代表の愛称)の優勝に貢献したヤンチースは、昨年8月に検査で禁止物質のクレンブテロール(clenbuterol)に陽性反応を示した。

 クレンブテロール脂肪燃焼を促進するためボディービルダーが好む物質で、他にぜんそくの症状を緩和したり、気道を広げたり、スポーツ選手のスタミナを高めたりする効果もある。

 ヤンチースは無実を証明すると誓っていたが、SAIDSの最高経営責任者(CEO)は南アフリカのニュースサイト「ニュース24」で同選手の資格停止処分を公表。異議申し立ての機会も消滅したと述べた。

 ヤンチースは代表46キャップで計355得点を記録したほか、クラブレベルでは南アフリカや日本などでプレー。最近では、フランスリーグ・プロD2(2部)のアジャン(SU Agen)に所属していた。(c)AFP