【1月19日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2024)は18日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第3シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)は4時間23分に及ぶ大激闘の末に3-6、6-7(1-7)、6-4、7-6(7-1)、6-0でエミル・ルースブオリ(Emil Ruusuvuori、フィンランド)から逆転勝利を飾り、3回戦に駒を進めた。

 今年の全豪オープンは深夜の試合終了を抑制するために大会期間が1日追加されていたが、この日のロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)は試合が押してメドベージェフ戦の開始が遅くなり、終了時間は翌19日の午前3時40分となった。残っていた観客はわずかで、寒さに耐えながら観戦していた。

 メドベージェフは試合後、反響するスタンドに向かって「この試合は確実に自分の記憶に残るだろう」と話し、熱心なファンがいなければここにはいなかったと感謝した。「残ってくれてありがとう。自分がテニスファンだったら、午前1時には『OK、もう帰ろう。テレビで結果を確認すればいい。30分くらい見て、もう寝よう』となっている。だから、皆さんに感謝する。君たちは強い」

 メドベージェフが待機を余儀なくされた直前の女子シングルス2回戦では、ノーシードのアナ・ブリンコワ(Anna Blinkova)が大会第3シードのエレナ・ルバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)を撃破。試合時間は22-20の1時間半にも及ぶ第3セットのタイブレークを含め、合計2時間46分だった。

 同じコートではその前にも、女子世界1位のイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)戦と男子第2シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)戦が行われており、いずれも試合時間が3時間以上となっていた。

 メドベージェフは次戦、第27シードのフェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime、カナダ)と激突する。(c)AFP/John WEAVER