23年に韓国入りした脱北者、前年比3倍 統一省
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【1月18日 AFP】韓国統一省は18日、2023年に同国入りした脱北者が前年比で3倍の196人に上ったと発表した。新型コロナウイルス流行以降は、かつてに比べると大幅に減っているものの、エリート層の外交官や学生が増加傾向にあるという。
脱北者の多くは、まず地続きの中国に入り、タイなどの第三国を経て最終的に韓国に到着する。
北朝鮮が2020年、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため国境を封鎖すると、脱北者は大幅に減った。
19年に韓国入りした脱北者は1047人いたが、21年には63人に急減。22年はわずか67人だった。
韓国統一省によると、23年は196人が韓国に入り、うち8割以上が女性だった。ただし、コロナ以前の平均に比べると依然少ない。
同省は、外交官や留学生といったエリート層の脱北者が増加傾向にあるとしている。
聯合ニュースによると、昨年韓国に来たエリート層の脱北者は、17年以降で最多の約10人だった。(c)AFP