【1月19日 Xinhua News】中国湖北省(Hubei)十堰市(Shiyan​)では現在、500キロボルト超高圧線が電力輸送の大動脈となっており、地域の9割以上の超高圧線は、高く険しい山岳地帯を通っている。従来の人手による巡視では、複数の送電線の環境を即時に完全把握することはできず、外部の力による損傷や山火事など隠れたリスクを正確に発見できない場合があった。

 中国送電大手、国家電網傘下の国網十堰供電は「天眼」システムを設置することで、送電線運用の状況把握を強化し、全天候型の3次元巡視システムを構築した。「天眼」は1台のカメラとソーラーパネル、いくつかの付属品で構成され、あらゆる天候下で遠隔操作による送電線運用状況のリアルタイム監視を実現。安全上の隠れたリスクを即時に発見し、対応することができるようになった。(c)Xinhua News/AFPBB News