【1月18日 AFP】タイ中部スパンブリ(Suphan Buri)県の花火工場で17日、爆発が起き、23人が死亡した。県知事が発表した。

 爆発は午後3時ごろ、同県中部サラカオ(Sala Khao)付近で発生。地元救急隊が公開した画像には、地面に散乱した金属片と巨大な黒煙が写っている。

 県知事はAFPに対し、「爆発物処理班から23人の死亡を確認したとの報告を受けた」と語った。原因は明らかになっていない。

 工場は合法的に操業され、毎日20~30人が働いていたという。

 セーター・タウィーシン(Srettha Thavisin)首相は声明を出し、犠牲者遺族に哀悼の意を表した。

 タイでは爆竹や花火の製造工場でたびたび、爆発事故が起きている。

 昨年は南部ナラティワット(Narathiwat)県の花火倉庫の爆発で少なくとも10人が死亡。北部チェンマイ(Chiang Mai)でも花火工場の爆発で11人が負傷した。

 ナラティワット県の爆発は建設工事中の溶接の火花が原因とみられ、後に倉庫所有者が訴追された。(c)AFP