【1月15日 AFP】台湾の蔡英文(Tsai Ing-wen)総統は15日、訪問中の米代表団と面会し、両国間の「緊密かつ強固な」パートナーシップを称賛した。13日の総統選では、蔡総統の路線継承を訴えた与党・民進党候補が当選している。

 週末の総統選で勝利した頼清徳(Lai Ching-te)氏を含む台湾政府高官との面会を目的に、非公式な代表団をバイデン政権が派遣した。

 代表団を迎えた蔡氏は「訪問は大きな意味を持つ。台湾の民主主義に対する米国の支持を示すものであり、台米の緊密で強固なパートナーシップを強調するものだ」と述べた。

 代表団は頼次期総統とも面会した。頼氏は代表団に対し「台湾の民主主義への米国の強い支持に感謝している。(訪問は)緊密で確固たるパートナーシップを証明するものだ」と述べた。

 中国外務省はこの前日、アントニー・ブリンケン(Antony Blinken)米国務長官による頼氏への祝福を批判している。代表団の頼次期総統との面会でも反発が予想される。

 米代表団は元米大統領補佐官(国家安全保障担当)らからなり、実質的な在台湾米国大使館である米国在台湾協会(American Institute of Taiwan)の代表が率いた。(c)AFP/Sean CHANG