【1月15日 AFP】23-24イングランド・プレミアリーグは14日、第21節の試合が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は2-2でトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)と引き分けた。

 ユナイテッドでは、昨年12月に13億ドル(約1880億円)でクラブの株式25パーセントを取得し、共同オーナーとなったジム・ラトクリフ(Jim Ratcliffe)氏が初めてオールド・トラフォード(Old Trafford)で試合を観戦したが、2度追いつかれて新オーナーを勝利で歓迎できなかった。

 今季プレミアのホームゲームでFWのゴールが少なかったユナイテッドだが、この日はラスムス・ホイルンド(Rasmus Hojlund)とマーカス・ラシュフォード(Marcus Rashford)が得点を挙げた。しかしリシャルリソン(Richarlison)のゴールとロドリゴ・ベンタンクール(Rodrigo Bentancur)の後半開始直後のゴールでそれぞれ追いつかれた。

 ラトクリフ氏は試合前、子どもの頃からファンだったユナイテッドの株式取得は、これまでに携わった中で最もエキサイティングな投資だと語ったが、クラブの伝説的な名将アレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)氏と試合を観戦する中で、サッカークラブオーナーが味わう感情のジェットコースターを早くも経験することになった。

 一方で勝ち点1を獲得した5位トッテナムは、4位アーセナル(Arsenal)と勝ち点で並んだ。

 アストン・ビラ(Aston Villa)は0-0でエバートン(Everton)とドロー。アレックス・モレノ(Alex Moreno)のゴールがビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定によって取り消され、優勝争いへ向けて手痛い結果となった。

 凍える寒さの敵地に乗り込んだアストン・ビラは、勝利していれば首位リバプール(Liverpool FC)と勝ち点で並んでいたが、モレノのゴールは味方選手の微妙なオフサイドで取り消された。

 勝ち点1にとどまったチームは、これで消化の1試合少ないリバプールと勝ち点2差、2位マンチェスター・シティ(Manchester City)との得失点差で3位となり、リーグ戦ここ4試合で1勝と奇跡の優勝に向けて足踏み状態に陥っている。(c)AFP/Kieran CANNING