【1月13日 AFP】23-24ドイツ・ブンデスリーガ1部は12日、第17節の試合が行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は3-0でホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)を下した。ホームのバイエルンは試合前、7日に死去した元所属選手のフランツ・ベッケンバウアー(Franz Beckenbauer)氏を追悼した。

 現役生活の大半をバイエルンで過ごし、クラブが欧州の強豪としての地位を確立するのに貢献したベッケンバウアー氏は、キックオフの数時間前に埋葬された。試合前には選手と7万5000人の観客が1分間の黙とうをささげるなどし、独サッカー界のレジェンドを悼んだ。

 バイエルンはジャマル・ムシアラ(Jamal Musiala)の2ゴールとハリー・ケイン(Harry Kane)の今季22点目で勝利し、最高の形でベッケンバウアー氏をたたえた。同氏が引退した20年後の2003年に生まれたムシアラは、ライブストリーミングサービス「DAZN(ダゾーン)」に対し、「僕たちは彼のために勝利し、敬意を表したかった」「自分より少し前の時代の人だったが、動画を見たり話を聞いたりした。彼はレジェンドだ」と話した。

 ベテランのトーマス・ミュラー(Thomas Mueller)も「今はふさわしい言葉をなかなか見つけられない」と感極まった様子で語り、「(バイエルンのために)あらゆることをしてくれた。感謝しかない」と述べた。

 バイエルンはこれで首位バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)との勝ち点差を暫定1とした。バイエルンは消化が1試合少ないが、レバークーゼンは13日のFCアウクスブルク(FC Augsburg)戦で勝利すれば、再び4ポイント差にリードを戻すことができる。(c)AFP